【いろんな人にキュイ絵本プロジェクトについて聞いてみた〜vol4.石井さん編〜】
2019/07/17 09:00

※こちらの記事は、2019/5/16~6/30間で行ったcuiのクラウドファンディングで掲載した活動報告の転載です。

クラファン終了後もたくさんの方に読んで頂きたく、オフィシャルの方にも掲載する事になりました!

 

〜色んな人にキュイ絵本プロジェクトについて聞いてみた〜

 

4回目は、cuiプロジェクトの監修をして下さっている、保育園を経営する石井さんです!

子を持つ親御さんや、保育に関わる全ての人に読んでもらいたい記事です!

ちょっと立ち止まって、考えるために存在するキュイ。

石井さんの記事を作りながら、教育について、もう一度ちゃんと考えてみたいと思いました。

 

--------園児に対してのIT教育はどんなことを考えれば良いと思いますか?(保育園の園長先生として、日々園児に接していて、どのように感じますか?)

 

まず最初に言っておきたい事は、保育士を含め、様々な教育機関での人員不足は社会的な問題だし、そうした中で、業務効率化や場所に拘らない教育機会の創出などIT教育の重要性は高まっていくし、必要だと感じているという事です。その上で、考えている事を話したいと思います。

 

僕は日常、子供と接する上で「保育は便利になってはいけない」という事を意識しています。

 

というのは、言うまでもなく子供は決して大人の思い通りには行動しないし、ましてや思い通りになってしまうのもちょっと怖いですよね。

 

現場では、午睡時に数分おきに子供の表情や身体に手を当てて、SIDS(乳児突然死症候群)を防いだり、散歩から帰りたくないと泣く子供をあやしたりとストレスを感じている保育士も多いと思います。

 

 

でも、そのストレスこそが他人である子供に対して深い愛情を育み、自分達も大きく成長していける事を保育に携わっている方は知っています。

 

しかし、現場に居ない人の多くはそうした事を理解できずにIT教育を推進してしまい、現場経験が浅い人からすればそうした時に聞こえてくる言葉はとても魅力的だったりします。

 

ただでさえ情報過多の時代だし、リアルのコミュニケーションが減り、便利で思い通りになる事が多くなってくると、深く考える事や自分にとってストレスだと思う事を安易に避けてしまうかもしれません。

 

人を育てる事や、教育する事は簡単な事じゃありません。

安易に「これからはIT教育だ!!」等と決めつけ取り入れるのではなくあくまで”ITはツール”であって、考えなくちゃいけない大事な事は「教育」という大きな視点です。

 

「その子供にとって何が大切なのか」「社会に出る時にどういう大人になっていて欲しいか?」を想像し、逆算する事が大事だと思っています。

 

 

--------キュイの、保育園の子どもたちの反応や、保育士さんからのはどうですか??

 

キャラの好みは賛否両論、当然ありますが、それってとても良い事だって思うんです。

 

キュイって子供向けキャラクターとはちょっと違うところがありますよね?

本来であれば丸みがあって流線型の方が受け入れやすいのに、あの顔と色ですし(笑)。

もっと可愛らしい方が子供にはいいんじゃないかって声もありますが、キュイを子供に見せるとみんな自然に受け入れている。

 

 

それは、一人ひとり異なる子どもたち全員の見方や考え方が違うのは当然だよなって事を改めて考えるキッカケになりましたし、そんなキュイが居てくれる事で、「なに?」という一歩立ち止まるキッカケを作ってくれる。

 

そしてそうしたキッカケはIT教育に限らず、それが家族や職員間のコミュニケーション作りにも大きく役立っている事を感じます。

 

誰もがコミュニケーション作りやIT教育は大切だと思っていますが、それをありのまま受け入れるんじゃなく、ちょっと立ち止まって、考えるキッカケを与えてくれるのがキュイかもしれないと思っています。

 

--------今後キュイプロジェクトでやりたい事や、こんな風に関わりたい!という要望などがあれば教えてください

 

学校というか「村」を作りたいです。

 

教えられる、教わりたいっていう子供や大人がキュイを通じて集まるような場で、それは、どこかのお店など実存する場所でも良いですが、結果的にそうなるにしても、世界中の子供や大人が自由にアクセスしつながれるようなイメージです。

 

 

AI開発の過程で生まれたのがキュイ。

最初は子供たちがIT教育の中で学んだプログラミングを公開して、それを大人が何かに使ってみようとなってつながっていく様なものから始めて、多方面に拡がっていっても良いなと。

 

そうした子供の能力をどんどん大人が伸ばしていってあげて、結果的に自分たちも成長できる、まさに保育園の根底にあるような思想の場になれば面白いなと思っています。